カナガンチキンとロイヤルカナンを比較したら、どっちが良いの?
国内では日本製や輸入品など様々なドッグフードがあります。
そんな中、ランキングで常に上位を独占しているのが「ロイヤルカナン」。
そんなロイヤルカナンとカナガンドッグフードチキンを比較したら…?
でも、詳しく調べると、意外な危険な部分が存在します。
それでは、ロイヤルカナンとカナガンチキンの比較して違いをお伝えしますね。
カナガンVSロイヤルカナン会社の比較
ロイヤルカナンの会社
ロイヤルカナンは「マースグループ」というフランスの会社の1つのドッグフードブランドです。
この会社は、その他にもユーカヌバ、ニュートロ、アイムス、ペティグリーなど有名なドッグフードのブランドを展開しています。
日本でも有名なm&m’sやスニッカーズなどのチョコレート菓子、さらには発電所まで持っている世界規模の巨大企業です。
カナガンの会社
対して、カナガンはイギリスの小規模のペットフード専門会社なので、販売数では全く比較にならないほどの違いがあります。
カナガンは地元のイギリスでは知識とケアの行き届いた「ペットショップ」以外には卸していないのです。
スーパーでは信頼性のある販売が出来ないため、そのような徹底を行っているのです。
日本では総輸入元の「レティシアン」が通販ながら完全なサポートを行っているため販売できるのでしょう。
ロイヤルカナンの創立
ロイヤルカナンは1968年に南フランスの獣医師「ジャン・カタリー博士」によって誕生します。
ジャン・カタリー博士は、フランス・リヨンの獣医大学で学んだあとに、犬の皮膚疾患の研究を開始します。
年齢を重ねるとともに患うトラブルを、薬ではなく食べ物で改善できないか?と研究を重ねてオリジナルレシピを開発しました。
また、ジャン・カタリー博士は診察中のジャーマンシェパードが消化能力の悪さが原因で、様々な病気やトラブル、アレルギーを起こしていることを解明しました。
そして健康維持を最優先に考えたドッグフードを開発したのです。
博士がドッグフードを開発したなんて、すごいですね!
ロイヤルカナンの特長
ロイヤルカナンはペットが真に必要としている栄養バランス、動物の栄養学の観点に基づいて原材料を選定、それらを精密に組み合わせることでペットの健康維持に欠かせない品質の高いペットフードを開発しています。
ロイヤルカナンは犬の年齢、身体の大きさ、ライフスタイルなどによって50種類余りの栄養素を最適なバランスで組み合わせ、それぞれに適したフードを作り出しています。
更に高齢や疾病など特別な配慮が必要なペットの栄養ニーズにも応えられる製品づくりにつとめています。
犬種別のフードがあって、さらに年齢別に分かれているので、全部で200種類もあるんです。
フランスとアメリカにあるロイヤルカナンのペットセンターには26種類160頭の犬を観察して特性を研究しているんだって。
でも、わたし(パピヨン)用がない…。
すみませんね!マイナーな犬種で!
ロイヤルカナンの原材料と工場
ロイヤルカナンの原材料は厳選されたサプライヤーからのみ調達しています。
また、原材料の調達からお客様の元に届くまでをしっかり管理する完全なトレーサビリティを実現しています。
原材料や製品はすべてデータベースで管理されており、万一、原材料や製品に問題が発生した場合には、速やかに原材料の仕入れ先、製造場所、直出荷先を特定できます。
そのため、世界各地で供給されるドッグフードに対して信頼の品質と安全性を約束しています。
ロイヤルカナンの施設には、品質・食品安全および環境マネジメントシステムにおける国際標準規格 ISO(9001/22000/14001)が導入されています。
うーん!展示会のプロモーションのようだ!
カナガンの創立
カナガンの創設者であるエディーは、ペットショップを経営後にペットフード会社に勤めたのち、「本当に高品質なドッグフードを作りたい」そんな想いから自ら会社を設立。
ドッグフードの開発を始めるにあたって、まず世界中を飛び回り、あらゆるドッグフードの研究を行いました。その結果、ベストだと判断したのが「グレインフリー(穀物不使用)」です。
長年の調査・研究を経た後、ようやく満足できるドッグフードがカナガンが誕生しました。
カナガンドッグフードの特長
英語のナレーションが恰好良いですね。
広大な大地を連想させる映画見たい!
カナガンドッグフードは1種類のみの扱いです。
(本国のイギリスでは鹿やラム肉もあるようですが、主力は日本と同じチキンです)
カナガンは原材料へのこだわり「犬にとって良いドッグフードは、そんな犬種、サイズ、年齢でも変わらない」という考えです。
犬のサイズや年齢、さらには体型や体調による調整は「あくまで給餌量で行う」としています。
また、危険な香料や添加剤は使用せず、犬の嗜好性は天然の素材の風味で高めるようにしています。
たしかに人間がレストランへ行ったら、子供から老人まで同じものを食べるよね。
人種によって必要な栄養素も変わらないし!
それでは原材料と成分を確認して行きましょう。
カナガンの工場
カナガンとロイヤルカナンの原材料・成分・価格を比較
原材料を比較
犬にとって好ましくない原材料を赤くしてあります。
カナガン ドッグフード 主原料:チキン | ロイヤル カナン 主原料:米 |
---|---|
チキン生肉26%、乾燥チキン25%、サツマイモ、エンドウ豆、ジャガイモ、エンドウ豆タンパク、アルファルファ、チキンオイル3.1%、乾燥卵3.1%、チキングレイビー1.6%、サーモンオイル1.2%、グルコサミン、メチルスルフォニルメタン(MSM)、リンゴ、ニンジン、ホウレンソウ、オオバコ、海藻、フラクトオリゴ糖、コンドロイチン硫酸、カモミール、セイヨウハッカ、マリーゴールド、クランベリー、アニス、コロハ、ミネラル類(鉄、亜鉛、マンガン、銅、ヨウ素、セレン)、ビタミン類(A、D3、E) | 米、肉類(鶏、七面鳥)、とうもろこし、動物性脂肪、植物性分離タンパク*、加水分解タンパク(鶏、七面鳥)、ビートパルプ、大豆油、植物性繊維、酵母および酵母エキス、魚油(EPA/DHA源)、フラクトオリゴ糖、アミノ酸類(L-チロシン、L-リジン、DL-メチオニン、L-アルギニン、タウリン、L-カルニチン)、ゼオライト、乳化剤(グリセリン脂肪酸エステル)、ポリリン酸ナトリウム、ミネラル類(Cl、Ca、Na、Mg、K、Zn、Mn、Fe、Cu、I、Se)、ビタミン類(A、コリン、D3、E、C、パントテン酸カルシウム、B6、ナイアシン、葉酸、B1、B2、ビオチン、B12)、保存料(ソルビン酸カリウム)、酸化防止剤(BHA、没食子酸プロピル)*超高消化性タンパク(消化率90%以上) |
成分表は使用比率の高い物から順に並んでいるので、
・カナガンの主原料はチキン生肉
・ロイヤルカナンの主原料は米
となります。
ロイヤルカナンは科学的には「穀物」も犬に必要として説明があります。
確かにプレミアムドッグフードの中には栄養補給と消化を補助する目的で、食物繊維をバランスとして配合するメーカーもあります。
しかし主原料が米というのは、元来肉食だった犬として好ましくないように感じます。
また、大豆やトウモロコシはアレルギー物質として使用しないメーカーが増えてきているのが現状です。
成分や品質を比較
ブランド | カナガン チキン ドッグフード | ロイヤル カナン インドアライフ |
---|---|---|
品質 | ヒューマン グレード | / |
グレイン 不使用 | ◎ | × |
グルテン 不使用 | ◎ | × |
保存料 香料 酸化防止剤 着色料 | 不使用 | × |
酸化 防止方法 | ビタミンE ハーブ | BHA 没食子酸 プロピル |
タンパク質 | 29%以上 | 19% |
脂質 | 15%以上 | 12% |
粗繊維 | 5.25%以下 | 2.9% |
灰分 | 11.25%以下 | 6.7% |
水分 | 9%以下 | 10.5% |
オメガ6 脂肪酸 | 2.8% | / |
オメガ3 脂肪酸 | 0.9% | / |
エネルギー | 376kcal | 378kcal |
リン | 1.42% | 非公開 |
マグネシウム | 0.1% | 非公開 |
ナトリウム | 0.6% | 非公開 |
カリウム | 0.6% | 非公開 |
カルシウム | 1.86% | 非公開 |
酸化防止剤のBHA・没食子酸プロピル、保存料のゾルビン酸カリウムは発がん性が指摘されています。
また、穀物はアレルギーや涙やけの原因とも言われているので、グレインフリー・グルテンフリーのカナガンの方が体調管理には向いていると言えます。
価格を比較
ブランド | カナガン チキン ドッグフード | ロイヤル カナン インドアライフ |
---|---|---|
1袋価格 | 4,237円 (定期1袋) | 4,900円 |
1袋用量 | 2kg | 4kg |
給与量 体重3kg | 60g | 66g |
1日コスト 体重3kg | 127円 | 81円 |
価格に付いてはロイヤルカナンの種類にもよりますが、平均してカナガンの約半分の価格で購入することが可能です。
価格を最重視するならロイヤルカナンがおすすめになります。
カナガンとロイヤルカナンのメリット・デメリット
カナガン ドッグフード | ロイヤルカナン | |
---|---|---|
メリット | ・消化負担の少ないクレインフリー ・人間品質のヒューマングレード ・犬種や年齢に関係ないオールステージ | ・ホームセンターなどで購入可能 ・安く買える |
デメリット | ・市販フードより割高 ・通販専用 | ・主原料が米 ・発がん性を指摘される添加物を使用 ・消化に負担の掛かる穀物を使用 |
カナガンドッグフードとロイヤルカナン比較のまとめ
ロイヤルカナンは世界的な大メーカーで販売数もカナガンの比ではありません。
しかし、数が売れていれば体に良いフードとは限りません。発がん性の影響など、何年も掛からないと原因など特定できないですし。
ロイヤルカナンの価格はカナガンの約半分と、コスパは魅力です。特に大型犬なら毎月、万円単位の差となるでしょう。
ただし、正しい選択をしないと愛犬がアレルギーを発症してしまったり、将来に大きな病気に掛かってしまうかもしれません。
愛犬の健康はあなたの選択に掛かっているのです。